社内で防災士養成講座の案内があり、国家資格になる等の噂もされているよ〜と聞いたことや災害と対策について興味があったため防災士養成講座を受けてきました。
軽い気持ちで参加したのですが、幅広い災害と防災の知識を得ることが出来たので参加して良かったです。特に地震大国日本において災害と対策の知識は必須かもしれません。
防災士とは?
防災士とは、『自助・共助・協働』を原則として 、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを日本防災士機構が認証した人です。
災害時には、自分自身や家族の安全、地域の人々が適切に身を守る行動や共助、協働が出来るよう知識習得できる講座内容です。
『自分たちの命は、自分たちで守る』という意識付けや災害時を想定した内容といろんな災害を知ることが出来ました!
受講料や合格認証料、どんな人たちが受講してる?
私が参加したのは、某専門学校主催の養成講座。
受講料に、教本・課題レポート・資料代、受験料等が含まれています。
受講料 | 一般:45,000円 学生:35,000円 |
合格者認証登録料 | 5,000円 |
めちゃ高いです。びっくり。
それでも受講して良かったと思います。実際の災害時に起こること、優先しなくてはいけないこと、避難所で想定されることや求められることを教えていただきました。
自治体によっては、受講料の助成もあるようなので是非活用しましょう〜!
受講前レポート提出
受講前にレポートの提出が必要でした。
教本に記載されている内容を、レポートに記入していくのですがページ数が多いため6時間くらいはかかった気がします。
どんな人が受講してる?
私が参加した時は、135名くらいの方が参加されてるとのことでした。
最年少はなんと小学校3年生!!長時間の講座をしっかり座って話聞けていたので、それもびっくり。よく頑張ったなぁと感心しちゃいました。
最年長は70代だったそうです。
職種はさまざまで幅広かったですが、自治会の方が多い印象です。
市町村役場、福祉関係、ラジオ局、一般企業や主婦、気象予報士を目指している方もいらっしゃいました。
主催側によると、沖縄は女性の受講者が多いらしいです。
異年齢同士で、避難所訓練ゲームだったり、心肺蘇生法訓練のチームを組んで交流出来たことにも学びがありました。
スケジュールや講座内容
講座日程や内容
講座日程は2日間でした。朝から夕方まで内容はみっちりです!下記へ簡単にスケジュールを記載しました。
1日目:午前9時〜午後19時
・開講オリエンテーション
・防災救命講習
・避難所運営ゲーム
・災害対策座学
・自然災害座学
2日目:午前9時〜午後17時15分
・地震・津波について
・風水害・土砂災害について
・災害関連情報・予報・警報について
・防災士に期待されること
・防災活動と防災計画
・閉講オリエンテーション
・試験
試験
試験内容は幅広いです。しかし大切なところや過去問でもよく出される内容を主催側も前もって予想し教えてくれるので、効率よく受験出来ました。出題傾向は毎年決まっているような設問が多いのかもしれません。
試験時間と出題数
問題数は全部で30問。
4択のマーク式で、試験時間が1時間でした。早く終わり次第退出もOK。
よくマーク式試験であるのが、選択内容に『必ず〜』や『〜しなくてはいけない』と記載があるのは大概選んではいけないらしいです….
マーク式あるあるなのか、引っ掛け問題的な感じが多いみたいですね。
但し保証は出来ないので、ご注意を!
合否通知
試験から10日後くらいに、封書にて合否通知が届きました。
合格率は90%以上と聞いていたため、試験自体簡単だろうなーと舐めていたのですが、実際受けてみて正直落ちたな!と思っていたのですが、無事合格しました。
点数の記載はありませんでしたが、多分ギリギリだったと思います。
認定申請
合格した方は、主催側がまとめて防災士認定申請を行なってくれました。
期日までに事務手数料等を振込し、後は証明書が届くのを待ちます。
防災士の需要
職においての需要はそこまで高くない、むしろ低いかと思います。
行政的には、多くの国民が防災士としての役割である自助・協働・共助を担える状態であること、災害時の知識を国民が持っていることで災害時の対応に強い国となり守る命や救われる命があるため、たくさんの防災士を生み出したいのかなと思います。
災害時には、ライフラインが途絶えたり大地震・大火災・津波は救急隊が行きたくても行けないケースも多くなります。
災害時に地区計画を練ることで、行政の助けを待つ間に出来ること出来ないこと、優先順位(命も含め)見極めて対応していく必要性を感じました。
価格:19800円 |
受講した感想
受講して本当に勉強になりました。
日本は災害大国だと思っていますが、避難するときに知識があるか無いかで命の別れ目になるケースもあるんだなということ。
避難所生活がどういうものなのか、人がたくさん集まった場所で必要な支援はどういったケースが出てくるかを想定し振分することの難しさも痛感しました。
心肺蘇生法もかなり久しぶりにやりましたが、コツを教えてもらい少しは何かあった際に役立てると思います(今はマウストゥマウスしないそうです。感染リスクと躊躇する時間の方がもったいないらしい)
救急救命士の講師が何名かいましたが、命が誕生するところや生を見送る時等いろんな思いや使命を抱えて、多くの人の命を救えるよう現場に出陣されているのだなと尊敬。
学んだことを忘れないよう防災について出来ることを少しずつやっていきたいと思います♪